2021年2月3日放送回まんぷく農家メシ「寒中に甘〜い ちぢみほうれんそう〜群馬県・伊勢崎市〜」今回は、群馬県伊勢崎市で採れる旬の野菜、厚みのあるちぢれた葉が特徴の「ちぢみほうれんそう」を使った料理を紹介。「ちぢみほうれんそう」を使ったアイデアレシピをまとめてみました。材料、作り方など詳しい情報はこちらから。
群馬県伊勢崎市名産「ちぢみほうれんそう」
「ちぢみほうれんそう」とは
厚みのあるちぢれた葉が特徴の野菜が今回紹介された「ちぢみほうれんそう」です。
群馬県伊勢崎市では、冬の寒い時期に作られているのが特徴なんですが、一般的にほうれんそうの成長には10度以上の地温が必要とされている事はご存知でしょうか??
しかーーし!
ちぢみほうれんそうは10度以下で育てることで、寒さに耐えられるよう葉が厚くなり糖度が増すんだそうです。ほうれんそうが甘いってちょっと気になっちゃいますよねー!
伊勢崎市では糖度が8度以上ないと出荷しないほど糖度にこだわりを持っているんだそうです。
旬は12月〜2月頃
ちぢみほうれんそうは寒い冬場しか栽培されないそうで、旬は12~2月頃となっています。
その為、流通時期が短い!
栽培量も少ないこともあり、通常のほうれん草に比べると入手するのが困難な野菜なんです。
ちぢみほうれん草は葉が広がって成長するのが特徴です。
スーパーや八百屋さんでは袋詰めされた状態で綺麗に袋に入れて売られていることが多いですよ。
「ちぢみほうれんそう」の特徴
寒い冬にだけ作られるちぢみほうれんそうは、通常のほうれん草に比べて甘みが強く、えぐ味は少ないのが特徴です。
甘みが凄い!
通常のほうれん草の糖度は5度前後なのに比べて、ちぢみほうれんそうの糖度は10度を超えることもあるんだとか!
特に1~2月頃のものは糖度が高くなり、糖度だけで他の野菜と比較すると、トマトや果物と同じくらいの甘さに匹敵するというから驚きですよねー!
ちぢみほうれんそうが糖度が高くなる理由としては、厳しい寒さの中で凍らない様にデンプンの糖質化が進むからだとされています。
えぐみが少ない!
ほうれん草特有のえぐ味(アク)というのは、ほうれん草に含まれる「シュウ酸」が関係していることがわかっています。
しかし、このシュウ酸というのは、冬の寒い時期に栽培を行う事で、含有量が増えないとのこと。
その上、シュウ酸を増やす原因となる硝酸の含有量が少なくなるため、通常よりもえぐ味の少ない美味しいほうれんそうができるそうです。
一般的に売られているほうれん草よりも食べやすい事が特徴で、ほうれんそう嫌いのお子様にもいいかもしれませんね!!
ちぢみほうれんそうの栄養
一般的には普通のほうれん草と同じようですね…
鉄分・カルシウム・βカロテン・葉酸・ビタミンCなどを多く含むとされています。
しかーし!
特にビタミンCは、通常のほうれん草の約3倍を含んでいるそうです。
冬の寒い時期に栽培する事で、栄養価は高くなるんだとか。
まんぷく農家メシで紹介されたレシピ集
ちぢみほうれんそうのおひたし
<材料>
塩:適量
かつおぶし:適量
<作り方>
1、ちぢみほうれん草をボウルに溜めた水に浸して洗う
2、鍋に湯を沸かし、塩を入れてちぢみほうれんそうの茎の方から入れる
3、葉がしんなりして鮮やかな緑色になったら、ザルにあげて手早く冷水に取る
4、水気を絞り、ひと口大の食べやすい大きさに切ってお皿にもる。
5、お好みでかつおぶしをかけて完成!
ちぢみほうれんそうのツナマヨ和え
<材料>
ツナ:1缶
マヨネーズ:大さじ4
黒こしょう:適量
<作り方>
1、ちぢみほうれんそうを茹でて、食べやすい大きさにざく切りにする
2、残りの材料、調味料を加えてまぜたら完成!
ちぢみほうれんのきつね焼き
<材料>
キムチ:50g
チーズ:100g
油揚げ:1枚
ごま油:適量
しょうゆ:適量
<作り方>
1、油揚げを半分に切り、ゆでたちぢみほうれんそう、キムチ、チーズを詰める
2、フライパンにごま油を熱し、油揚げに焼き目が付くまで焼く
3、仕上げにしょうゆをかけたら完成!
まとめ
今日の食材は、群馬県伊勢崎市で採れる旬の野菜!厚みのあるちぢれた葉が特徴の「ちぢみほうれんそう」でした。この甘みが強くてえぐみが少ないほうれんそうは今の時期しか召し上がれないですよ〜!ぜひご自宅で召し上がってみて下さいね。
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