3月25日に放送された秘密のケンミンショーで、沖縄の超お手軽料理『オニササ』と『からそば』が簡単すぎると話題になりました。
それもそのはず。料理に使う道具は、なんとビニール袋のみ。
本日はケンミンショーで話題になった沖縄のお手軽料理『オニササ』と『からそば』について調査していきたいと思います。
ケンミンショーで話題!沖縄の簡単料理①オニササ
石垣島発祥のB級グルメ『オニササ』
オニササという名前を聞いても、最初はどのような料理か想像がつきません。
名前の由来はとってもシンプルで、『オニ』はおにぎりから。『ササ』はささみフライから取っているそうです。
でもこのオニササ、忙しい人や面倒くさがり屋さんには超オススメのスピードフードでした。
オニササの作り方は驚くほど簡単な4ステップ。
『オニササ』作り方
- ビニール袋を手に取り、好きなフライを中に入れます(オススメはささみフライだそうです)
- 好きな調味料をフライにかける。元祖オニササと言われる知念商会さんでは、店内にソースやマヨネーズなど5種類の調味料が用意されています。
- おにぎりを選んでフライの上にのせる。
- ビニール袋の中でぎゅっとまとめて完成。
やる作業は『ショーケースから好きなものを選んで握るだけ』という脅威のお手軽さ。
ビニール袋の中でまとめる作業なんて、立ったり歩きながらでも出来ますね。
そしてこのオニササ、おにぎりとおかずがまとめて食べられるという利点が。
「忙しくて食べる時間がない」「でもおにぎりだけだと寂しい」そんなとき、このオニササなら、おにぎりとボリュームのあるフライを同時に食べられて大満足できますね。
皆さん、石垣島へ行ったら、さよこの店へ行く人多いと思いますが、もうちょっと頑張って知念商会まで行ってオニササ作って食べてみてください😀 https://t.co/iqtVwxBsXv
— エイドリアン🥳目指すはUAの4MM&GS💉海外自粛中献血10/12 3回目、通算41回 (@enjoy52life) March 17, 2021
オニササはなぜ生まれたのか?
オニササを販売するのは石垣島にある『知念商会』さんというお店です。
オニササを販売する知念商会さん
そんな知念商会さんは1981年に創業された、古くから地元民に愛される地域密着型スーパー。
店主の知念秀子さんが小さなお子さんを育てながら切り盛りしてきたスーパーだそうです。
元々卸売をしていたという知念商会さんですが、仕入れてくれる業者さんのためにお弁当の販売も始めたことがオニササ誕生のきっかけでした。
もともとおにぎりとコロッケを重ねたオニコロなどは、食べ盛りの学生さんの間で親しまれてきたようですが、この知念商会さんのササミフライとおにぎりを組み合わせたものが学生さんの間で大人気に。
そんな知念商会さんは、地元の繋がりを大切にしてきたお店。
お客様である地元の人に少しでもおいしく食べてもらおうと、お子さん達のアイディアで「調味料もお店に置こう」などいろいろ改良を重ね、知念商会さんのオニササは今では平日1000個売り上げる大人気商品に。
これも店主の知念秀子さんが、地元との繋がりを大切にしてきたからですね。
ケンミンショーで話題!沖縄の簡単料理②からそば
オニササと同じく、からそばも石垣島発祥のB級グルメです。
このからそば、同じ沖縄でも沖縄本島では知らない人もいるほどの隠れたグルメです。
そんなからそばは、石垣島名物『八重山そば』を使います。
絶景ナリ。
カヌーと登山で片道約1.5時間。
青い空、青い海、八重山そば。#ピナイサーラの滝#西表島 pic.twitter.com/CExDpSlaaI— おりりんりん (@ori_rin_rin) March 20, 2021
作り方はびっくりするほど簡単な3ステップ。
『からそば』作り方
- 茹でてある八重山そばをビニール袋に入れる(もしくは八重山そばの袋をそのまま使用しても可)
- 鯖の味噌煮缶を、そばの入ったビニール袋に入れる。
- よく味を行き渡らせて出来上がり。ビニールに入れたまま食べてもよし。
八重山そばを使っていますが、沖縄そばでもいいらしいです。
また、鯖缶ではなくツナ缶で作る人もいるようです。そこはお好みでアレンジできそうですね。
ビニール袋に入れて料理をするなんて他の県民から聞けば驚くかもしれませんが、慣れれば手間も洗い物もいらない合理的な料理ですね。
忙しい主婦が手軽にランチを済ませたいときなど、ささっと作れて便利だと思います。
からそばはなぜ生まれたのか?
こんなに簡単なからそばが愛される理由は、もしかして石垣島の住人はとても忙しいのか?
何か歴史的背景があるのでは?と思い調査しましたが、おそらく「からそばは石垣島に住む男性の味方」だったのではと思いました。
そう思った背景には、石垣島のお酒の飲み方にあります。
麺とお酒がからっぽになるまでひたすら飲み続ける、というのが石垣島のヤー飲み(家飲み)の流儀。
お酒の〆に八重山そばを食べるというは石垣島の家飲みの様式です。
そんなとき、酔っていてもちゃちゃっと作れるのが、このからそばだったのではないでしょうか。
お酒の後の麺は嬉しいですし、さらに濃いめの味がよく沁み込んだ麺ならば最高ですね。
さらにからそばが愛される理由としては「夫婦喧嘩して奥さんが料理作ってくれなくてもこれなら作れるから」という声もありました。
凝った料理は出来なくても、簡単に作れておいしい『からそば』。これからも石垣島の人々に愛されていくでしょう。
まとめ
今回は沖縄のお手軽料理『オニササ』と『からそば』について紹介しました。
・オニササは4ステップで出来るボリュームたっぷりのお手軽フード
・オニササ発祥のお店は地域密着型の地元を大切にしたスーパー
・からそばは3ステップで出来る
・からそばはお酒の〆に丁度いいお酒好きさんの味方
という結果になりました。いかがでしたか?
ビニールで料理を作るという方法に最初は驚きましたが、キャンプ、災害時、時には手軽に済ませたいときなどに役立つお助け料理ではないでしょうか。
ぜひ一度食べてみたいですね。
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